ホーム > 当科での臨床研究に関する当院患者様へのお知らせ > 稀な手部軟部腫瘍の造影MR所見と組織学的所見の検討
手に発生する稀な軟部腫瘍に関しては過去の報告も少なく、診断に結びつく特徴的な病歴、身体所見、画像所見に関する知見は充分ではありません。本研究の結果、手に発生する稀な軟部腫瘍に対する鑑別診断がより的確なものとなり、かつ手術前の治療計画をより綿密に行うことができ、ひいては治療成績の向上という形で患者様にも成果を還元できます。
手に発生する稀な良性軟部腫瘍である血管平滑筋腫、神経鞘腫、腱鞘線維腫の造影MRI所見と、摘出標本の組織学的所見、病歴や身体所見との関連を明らかにすることです。
すでに採取され、保管されている患者様の病理組織標本より切片を作成し、様々な手法で染色を行います。得られた組織学的所見を術前の造影MRI所見、カルテ上の病歴・身体所見と対比します。
当院にて1992年1月から2016年3月までの間に手部血管平滑筋腫、神経鞘腫、腱鞘線維腫に対して摘出術を受けられた患者様を対象とします。
平成28年4月1日~平成31年3月31日
既存試料・情報の利用目的等:研究方法に述べたとおりです。
※ご自身の既存試料や情報を研究に使用させて頂くことに対して同意頂けない場合は下記の申し出先までご連絡ください(代諾者からの申し出も受付いたします)。なお、研究結果が出た後の参加拒否の申し出については、データを研究結果から削除することができかねますので、予めご了承ください。
※対象者の方(代諾者)の申し出により、他の対象者の方の個人情報保護や当該臨床研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、当該臨床研究計画及び当該臨床研究の方法に関する資料を入手又は閲覧できます。
この研究の実施に伴って取得される個人情報は患者様の年齢、性別、病歴、造影MR画像所見および病理組織所見です。これらは本研究以外の目的で利用されることはありません。研究に用いられる情報は、個人情報とは別の番号を各患者様に割り付け、個人情報(ID)と試験番号の対比表を作成し、特定の研究者しかログインできないようにパスワードを付けた電子ファイルを研究室のパソコンに保管します。また、個人情報の開示等をご希望でしたら、下記にご連絡ください、出来るだけ速やかに手続きを行います。
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〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科大学
整形外科 横田淳司
TEL 072-683-1221(代表) 内線 2364
本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明するため、本学では、利益相反に対する基本的な考え方を「大阪医科大学の研究に関する利益相反ポリシー」として定め、研究の実施やその情報の普及・提供が適正になされているかどうかを客観的に判断し評価する仕組みとして研究に係る利益相反マネジメントを導入しております。本研究は整形外科教室の研究費を用いて遂行されます。当該マネジメントの結果、本研究に関して開示する事実がない旨をお伝えします。
所属 | 職名 | 氏名 | |
研究責任者 | 整形外科教室 | 教授 | 根尾 昌志 |
主任研究者 | 整形外科教室 | 講師(准) | 横田 淳司 |
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科大学
整形外科 横田淳司
TEL 072-683-1221(代表) 内線 2364