当科での臨床研究に関する当院患者様へのお知らせ

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術中脊髄造影後CTを用いた側方進入腰椎椎体間固定術による間接除圧効果に関する研究

研究の意義

側方進入腰椎椎体間固定術は、椎体間に大きなケージを挿入し椎間板高を復元することで、脊柱管を間接的に拡大する事ができます。圧迫をうけ、障害をうけた神経を直接触る事なく除圧(圧迫をとる)できるので、これを間接除圧と呼びます。側方進入腰椎椎体間固定術による間接除圧効果を術中に評価する方法として、これまで術中に脊髄造影などが行われてきました。当院では不必要な直接除圧術の回避や、除圧不足による再手術の危険性を軽減させる目的で、術中脊髄造影後にCTを撮影し、間接除圧効果をさらに詳細に評価しながら側方進入腰椎椎体間固定術を行ってきました。今回、術中脊髄造影後CTの有用性を検証します。本研究の成果は間接除圧効果の術前の予測因子の確立にも役立つと考えられ、今後の側方進入腰椎椎体間固定術の治療効果を高めることにきわめて有用であると考えます。

研究の目的:

術中脊髄造影後CTを用いて、側方進入腰椎椎体間固定術による硬膜管の除圧効果がどの程度得られるかを詳細に検討すること。

研究の対象:

腰椎変性疾患(腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎椎間孔狭窄、変性側弯症、腰椎後弯症など)に対し、ハイブリッド手術室(CTの備わった手術室)で側方進入腰椎椎体間固定術を行い、さらに術中脊髄造影後CTを撮影した患者様。

研究の方法:

側方進入腰椎椎体間固定術は単独では、固定性が不十分とされています。直接的な神経除圧もできないため、その後に後方から椎弓根螺子による追加固定と、必要があれば除圧術を施行するのが一般的とされています。しかし、側方進入腰椎椎体間固定術単独でも、椎体すべりの改善や椎間高の拡大によって、間接除圧と言われる神経への除圧効果が認められることも知られています。当院ではハイブリッド手術室を導入した約2年前から、側方進入腰椎椎体間固定術を行った後に術中脊髄造影を行い、その後CTを撮影し、得られた画像を術前脊髄造影後CTと比較することで側方進入腰椎椎体間固定術による間接除圧効果を術中に評価してきました。そして、十分な除圧が得られていると判断した場合には、その後に予定していた直接除圧術を回避してきました。またその時撮影されたCT画像を基に、ナビゲーションシステムを用いた安全性の高い椎弓根螺子固定を行ってきました。このように、患者様に与える不要な侵襲を減らし、螺子刺入の安全性を高めてきました。今回、それらのデータを分析し、側方進入腰椎椎体間固定術による間接除圧の効果と、術中脊髄造影後CTの有用性について検証します。

※ご自身の既存試料・情報を研究に使用させて頂くことに対して同意頂けない場合は、下記の申し出先までご連絡ください(代諾者からの申し出も受付いたします)。申出された場合は、
当該研究への利用はいたしません。しかしながら、研究結果が出た後の参加拒否の申し出については、データを研究結果から削除することができかねますので、予めご了承ください。
※対象者の方(代諾者)の申し出により、他の対象者の方の個人情報保護や当該臨床研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、当該臨床研究計画及び当該臨床研究の方法に関する資料を
入手又は閲覧できます。※本研究にて取得しました試料・情報は、当該研究に関わる者と個人情報の管理者(長谷川彰彦)が利用いたします。

研究期間:

平成30年3月5日~平成33年3月4日

個人情報の内容およびその利用目的、開示等の求めに応じる手続き:

対象者の方の個人情報の取り扱いについては、十分に注意を行い、論文投稿や学会発表等では、個人情報が特定されないようにいたします。
また、当該被験者より個人情報の開示の求めがあった場合は、すみやかに開示を行います。
個人情報の取り扱いに関する相談窓口:主任研究者(整形外科学教室 講師(准))中野敦之

利益相反について:

本学は、臨床研究を含む自らの研究成果について積極的に地域社会へ還元することで、社会から求められる研究拠点を目指しております。一方で、研究に関連して研究者が企業から経済的利益を得ている場合には、研究の成果が歪められる、または歪められているとの疑念を抱かれる可能性が出てきます。このような利益相反の状態を適切に管理し、研究の透明性、信頼性および専門性を確保、または確保していることを社会に適切に説明する必要があります。本研究は、本学の規程に基づき、研究者が大阪医科大学利益相反委員会に必要事項を申請し利益相反についての審査を受けた上で、実施されております。
本研究の資金源は、整形外科学教室の講座研究費です。

研究者名:

所属 職名 氏名
研究責任者 整形外科学教室 教授 根尾 昌志
主任研究者 整形外科学教室 講師(准) 中野 敦之
分担研究者 整形外科学教室 大学院生 羽山 祥生

問い合わせ、参加拒否の申し出先:

〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
大阪医科大学
整形外科学教室
担当:中野 敦之
TEL 072-683-1221(代表) 内線 6428