入局希望の方へ

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 一般社団法人 日本専門医機構から新専門医制度の研修プログラム応募手順が発表されました

 詳細は下記ホームページをご覧ください。
http://www.japan-senmon-i.jp/program/application_flow.html

※ただし、日程等に関しては今後修正される可能性があります。最新の更新情報の確認が必要とのことです。

入局を希望される方へ 教授からのメッセージ

「 お も し ろ い 」 が モットー

2015レジデント&教授

 大阪医科大学に赴任して3年が経とうとしています。
赴任して最初に掲げたのが以下の3点です。(「整形外科学教室について」参照)

 1.臨床:高度で先進的かつ安全な医療を提供すること
 2.研究:医師や医療の底上げをする理論を構築していくこと
 3.教育:疑問を持ち、合理的に考えることのできる整形外科医を育成すること

これらに共通するのは、与えられることだけに満足せず合理的な考えに基づいて新しい医療を開拓していこう、追いつくことだけを目標とせず狭い分野でも良いから自らトップに立とう、という姿勢です。
そしてこの3年間、教室員も上記をよく理解してくれ、教室は徐々に変わってきました。

 臨床においては、今迄ほとんど行われていなかった高難度の上位頚椎手術や頚椎のインストゥルメンテーション手術が、多くの紹介をいただいて盛んに行われるようになりました。関節鏡視下に行われる肩の上方関節包再建術は当科のオリジナルな手術法で、現在世界中で追試が行われています。股関節疾患の新しい流れである大腿骨寛骨臼インピジメント(FAI)の鏡視下治療でも日本をリードしており、多くの手術見学者を受け入れています。足の外科や整形外科の全分野に渡る関節鏡視下手術やエコー診断も有名です。

研究については、軟骨や腫瘍の基礎研究に加え、臨床研究も積極的に行っています。日常の臨床に直ちに反映できる臨床研究は、外科医としての視点が不可欠であり、研究をしながら外科医として一連のキャリアを保つことができるのが利点です。その他、手術用ロボットの日本導入や新しいインストゥルメントの開発など、企業と連携しての研究も推し進めています。

以上のように、教室には各分野の先端を目指す環境が醸成されつつあります。そして、これらの原動力となるのは、単純に「おもしろいと思うことをしよう」です。「いま流行っているから」とか「指示されたから」などといった動機では、アカデミックなことは長続きしません。「何故こうなのだろう?」とか「これを何とかできないものか」といった心の底から自然にわき上がってくる気持ちが重要です。

このような環境の中、しばし途絶えていた留学希望者も複数出てきて、現在準備を進めています。私の仕事はスタッフや大学院生に「おもしろさ」を追求できる自由(もちろん本人の責任を伴います)を与え、いろいろな希望をできるだけ叶える方向で後押しをすることだと考えています。

このような教室の未来を支えるのは、若い整形外科医です。この3年間で教室のメンバーもかなり若返りました。特に教室の最若手であるレジデントについては、最初の年は2人でしたが、昨年は4人、今年は6人と徐々に増加傾向にあり嬉しい限りです。若手が多いというだけで教室にはますます活気が出てきました。

レジデント諸君によく言っているのは、「大学にいる一年の間に、一度くらいは指導医の鼻を明かせ」ということです。
基本的に外科系は体育会のノリのところが多く、先輩の言うことは絶対という雰囲気があります。それも確かに大切ですが、あえて上記のようにハッパをかけています。

指導する側は合理的な根拠を持って指導し、指導を受ける側は「なぜそうすべきなのか」を常に意識して行動する、ということが当教室のレジデント指導の目標です。
レジデントといえどもれっきとした医師であり、自分で患者さんの話を聞き、診察し、画像を読んで、診断をつけなければなりません。
最若手でも、自分で考え、それが正しいと思えば遠慮無く意見を言うことができる、そんな教室にしたいと思っています。そして、若手も自分が独立した存在であることを認識することによって、「仕事がおもしろくなる」と信じています。

自由な環境で、一緒に「おもしろいこと」を追求して行ってくれる若者を整形外科学教室は待っています。

平成27年5月
大阪医科大学整形外科学教室
教授 根尾昌志

054A9443

 

後期臨床研修プログラム(大阪医大整形外科ローテーションシステム)について

初期臨床研修プログラムを終了した皆さんは、いよいよ整形外科医としてスタートする訳ですが、この後期臨床研修4年間の過ごし方が非常に重要です。

スポーツの分野でも基礎的で地道な修練が後々のプレーを支えてくれるのと同じで、整形外科医としての基礎的な知識(見識)とスキルの獲得をまず目指しましょう。

大阪医大整形外科学教室には、今までに優れた臨床家を生み出してきたローテーションシステムがあります。

後述しますが、まずは大学病院できちんと基礎固めをした上で、外傷などの実践を行う関連病院を1年ごとにローテーションして実力を涵養するというシステムです。小野村敏信名誉教授の頃に確立したこのシステムは、当時から非常な先進性を備えており、現在も色褪せていません。様々な専門分野がある整形外科を偏りなく学ぶ事ができる後期研修プログラムとして自信をもって先生方に提供できます。

現在、日本整形外科学会では以下のような研修単位の修得を推奨しておりますが、当教室のシステムで容易に全ての研修単位の修得が可能です。

日本整形外科学会の推奨する研修単位は4年間で48単位

太陽系形式の研修プログラム

後期臨床研修プログラム(大阪医大整形外科ローテーションモデル)

大学病院を中心とした太陽系形式の研修プログラムです。

1年目:大阪医科大学病院(基礎的な手技と論理的思考を身につける)

まず専門性の高い疾患群を一通り経験してもらいます。いきなり大学病院で難しい症例を持たされるのは荷が重いのではと危惧される先生もおられるかもしれませんが、ご安心ください。

当教室では各分野の上級医が、診察手技の基本、画像解釈の基本、診断の基本、手術手技の基本をまず懇切丁寧に指導いたします。また各疾患によって異なる入院から手術までのプロセスを数多く経験することで、疾患への最新のアプローチの方法をしっかり身につけることが出来ます。

大学病院での研修は臨床だけではありません。学会発表・学術論文の作成を通じて色々な視点を身につける事が、2年目以降の研修で様々な外傷や疾患に柔軟に対処できる素養となることでしょう。

2年目以降:関連病院での研修(経験の蓄積とスキルアップ)

基本的に1年毎に当教室の関連病院をローテーションし、外傷を中心により実践的な現場を経験してください。
当教室の関連病院はこちらでご覧になれます。

関連病院は近畿一円(大阪、奈良,京都、兵庫)をカバーしています。また各病院の優れた指導者が皆さんのスキルアップを支えてくれます。

外傷が中心の研修になりますが、骨折治療は整形外科医としての基本であり、一番難しい分野でもあります。骨折にはじまり骨折に終わるといっても過言ではありません。また各病院には得意分野があり、将来自分が進むべきサブスペシャリティの選択の材料となります。

大学病院と違って自分で外来患者を診察し、診断し、治療方針を決める経験が始まります。最初は指導医のもとで研修し、技術が向上すれば自分が執刀する機会がいずれ訪れます。

太陽型の研修の利点は、稀少症例や難しい症例はいつでも大学に相談出来る事も挙げられます。ローテートが終わる頃には、外傷の対応は当たり前にでき、疾患についても見識が蓄積され、すぐにでも開業が可能なレベルの臨床能力が培われている事に驚くことでしょう。

研修病院の選択は、大学と関連病院の代表が連携し、不公平がなく均等なローテーションが出来るよう配慮を行っています。

6年目:整形外科専門医の取得

後期研修が終了するといよいよ専門医試験があります。専門医試験をクリアすれば大学院博士課程に進み研究者としての生活をスタートするコース、関連病院でのローテーションを継続するコースを基本として,各人の希望に沿うコース設定が可能です。

これら当教室の研修システムに対してご質問、見学希望などがございましたら研修担当 藤原憲太 当ホームページ質問コーナーまでお気軽にお問い合わせください。