先輩レジデントの声

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笑顔を忘れず一歩一歩

整形外科学教室 レジデント 若間仁司(平成24年入局)

根尾新教授就任初日に撮影した集合写真

根尾新教授就任初日に撮影した集合写真

皆様、初めまして。2012 年4 月より大阪医科大学整形外科に入局しました若間仁司(わかま ひとし)と言います。初期研修の頃から同大学附属病院にて研修をしていますので病院のシステムには慣れていますが、整形外科医としては勉強不足の毎日が続き新しい発見ばかりです。指導医の先生や先輩にアドバイスをいただきながら何とか業務をこなしているといった日々を過ごしています。

これぞ大学附属病院

カンファレンスの様子  筆者プレゼンテーション中(毎週月曜日と金曜日)

カンファレンスの様子
筆者プレゼンテーション中
(毎週月曜日と金曜日)

さて、当科では2012 年7 月から就任された根尾新教授のもと、月曜日が教授回診、そして月・火・水・金・土曜日(木曜日以外毎日やん!)が手術日となっています。また、月曜日と金曜日には全体カンファレンスがあり新患紹介及び術前検討、術後報告を行っています。プレゼンテーターはもちろん私達7名のレジデントと卒後研修医です。整形外科各専門分野のスペシャリストの先生方が集まる当科では、日本全国から紹介されてくる難しい症例や珍しい患者さんを担当することが多く、深夜まで病院に残って勉強し、カンファレンスにのぞむこともあります。カンファレンスに対してできる限りの準備はしていきますが、詰めが甘く、厳しいお言葉とともに大炎上することもしばしば……。しかし、これは決して鉄拳制裁ではありません。ここは大学附属病院、これは指導であり、教育の一環です。プレゼンテーションで指摘された箇所は指導医の先生と再検討し、その結果は術後報告のときにフィードバックしています。そして、カンファレンスで指摘されたところが不思議と頭に残り、将来の糧となっています。

外科医はやはり手術

当科では脊椎、関節、手の外科、足の外科、肩、肘、骨軟部腫瘍、小児整形、スポーツ、関節リウマチなど様々な疾患、外傷の患者さんを経験することができます。新患数は週に20 〜25人であり、これらの患者さんを同期のレジデント7 人で分担しています。外科医と言えばやはり手術が本分。私達レジデントは主に担当患者さんの手術の助手を務めます。術前検討をしっかり行い、手術書を読んで手術に挑みますが、やはり百聞は一見にしかず。指導医の先生方の熟練の技を間近で見せていただくことで勉強し、時には「ダメダメ君、ペケポン。全然わかってない、もうヤメー」と叱咤されてもめげることなく、今は自分の未熟さに歯をくいしばりながら「いつかは自分もオペレーターとして……」と心密かに思っているわけです。手術が終了すれば終わりではなく、術後は手術記録の作成です。これが非常に勉強になります。体位から縫合まで手術の手順と所見を頭に思い浮かべながら記録を作成するのですが、この作業により自分の手術に対する理解度がわかります。手術記録が完成すれば指導医の先生にチェックと添削をしていただきます。自分の作成したものが赤ペンで真っ赤になり、原型をとどめず返ってくることもしばしば……。その度に「もっと勉強しないと……」と思っています。

個性溢れる7人と一緒に

レジデント7人のための英文輪読会の様子(毎週火曜日)

レジデント7人のための英文輪読会の様子
(毎週火曜日)

私の同期は7人。全員男です。ちなみに今大学に在籍している整形外科医局員の先生方も全員男性です。そんな男臭い男子部の部室のような医局で日々仕事をしています。忙しい毎日の中で同期7人切磋琢磨しながらも、時には馬鹿な冗談話で盛り上がったり、愚痴をこぼしたり、普段は怒られてばかりで褒められたことのないお互いを気持ち悪く褒め合ったり、自分が経験した珍しい症例を語り合ったりなど、同じ境遇にいる同期だからこそわかり合えることもたくさんあります。眠らない町、大阪府高槻市でたまには同期同士飲みにいったり、飲みにいったり、飲みにいったり……(飲んでばっかりやん)してリラックスすると「また明日から仕事と勉強、がんばろー」という思いが心底からわき上がってきます。今は一緒に働いている同期もいずれはローテーターとしてそれぞれ違う関連病院で働くことになりますが、離ればなれになっても忙しい合間を縫ってみんなで集まり、いつまでもお互いの苦労話などを気軽に話せる仲間でありたいと思っています。

今後の目標

現在レジデント1年目である私は、当然のごとく知識も経験も少なく、技量も未熟であります。しかし、その分、患者さんと接する時間を大切にしたいと私は思っています。病棟業務が多いことから入院患者さんと接する機会も多く、患者さんの手術に対する不安や、術後の訴えをよく聞いて身体的にも精神的にもサポートしていくことが、現在の私がすべき最も重要な仕事だと思っています。今後ベテラン医師になっても、その気持ちを忘れずに患者さんのことを第一に考え、多くの人に支えられながら、笑顔を忘れず一歩一歩確実に一人前の整形外科医として成長できればいいなと思っています。

「メディカ出版 整形外科Surgical Technique 2(6)116-117,2012」から転載許可をいただいています。